保健師国家試験の受験資格や問題・解答

保健師国家試験が2月に実施されたそうです。厚生労働省から解答が発表されました。最初に”保健師”と聞いてなにかピンとこなかった感じです。 看護師といえば以前の呼び名は看護婦、いわゆる”白衣の天使”男女版ですよね。 では保健師とは、以前に何か別の呼び名で呼ばれていたのでしょうか。イマイチわかりません。 そこで調べてみると、保健師の資格を取るには保健師国家試験を受験し合格することが条件なのですが、 その保健師国家試験の受験資格は看護師免許を取得している者と、保助看法第19条で定められています。 つまり既に看護師資格があって、さらに保健師試験に必要な勉強をして合格すれば保健師の資格を得るということです。 どのような勉強が必要かというと、保健福祉行政論や地域看護学、さらに疫学や保健統計学などとのことです。
ニュースで見たのですが、 寝たきりの老人を介護する家庭に保健師さんが定期的に訪問して、介護の相談を受けてアドバイスをしていました。 老人介護保険によって、保健師の仕事がますます増加したということでしょうか。模試なども実施されているようです。 ですから保健師の求人は今後増加し、看護師が保健師資格を取って転職したりするケースも考えられます。
この保健師は国家資格なので、保健師国家試験を受験して合格する必要があるのは先に書いたとおりです。 保健婦国家試験の受験資格の取り方には2種類あります。 まず一般的な方法は、看護系の大学や専門学校などで看護師と保健師の授業を同時に受講することです。 卒業すれば、看護師試験と保健師試験の受験資格があります。この方法だと看護師の免許を取らなくても、 保健師国家試験を受けることができます。もうひとつの方法は、看護師の免許を既に持っている方が保健師養成校で受講して卒業すれば受験できます。


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保健師国家試験 厚生労働省の情報より

厚生労働省の情報によると、保健師国家試験の問題の内容は、保健福祉行政論や地域看護学と疫学・保健統計学などで、例年ですと11月から12月に受験申込みをして、 翌年の2月ごろに試験が実施されます。合格率は約90%です。試験は全国で実施されるわけではなくて、 北海道・東京都・大阪府と青森・宮城・愛知・石川・広島・香川・福岡・沖縄の各県あわせて11箇所で実施されます。
さて保健師国家試験を受験し合格すれば、保健師免許が与えられ、晴れて保健師としての資格を得るわけです。 でもこれだけでは保健師ではないのです、免許を持っているというだけです。合格後多くの場合は地方公務員として採用され、 保健師の仕事をすることで保健師になるのです。もちろん公務員だけでなく、学校や企業などでも 保健師が学生や社員の健康管理を行ってます。ですから小学校や中学・高校の保健の先生は 呼び名こそ先生ですが、厳密にいうといわゆる先生でなくて、保健師なのです。
日本は平均寿命が延びて世界的長寿国のひとつとなりました。 その理由として生活水準があがったことや、さまざまな医療の発達などがあげられていますが、 一方で保健師の健康や衛生についての指導なども日本が長寿国になった理由なのだそうです。 保健婦国家試験とは、看護師国家試験の延長線上にある存在だったとは初めて知りました。

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