omコーポレーションの賃貸デザイナーズマンション

不動産会社のomコーポレーションがデザイナーズマンションの賃貸を事業として展開しているようです。デザイナーズマンションというと、最近は東南アジアの流行を想像してしまいますね。
東南アジアなど新興国では、経済成長の恩恵で豊かな生活が実現可能になりつつあり、衣食住を充実させる、例えば「住」ならマンションや家財などを買う余裕はできました。また欧米流のライフスタイルを夢みていても(これって戦争のあった時代のコンプレックスというか影響なのでしょうか)、肝心の住まい手のほうが生活スタイルやインテリアの雰囲気にとかに順応できないのです。なのでコンセプトが明確で、生活をイメージしやすいデザイナーズマンションは人気がありますね。東南アジアでは、デザイナーズマンションの供給は分譲が一般的です。
インテリアデザイナーという専門家は、どうやらアメリカや日本発祥の人種らしく、ヨーロッパにおいては「家財道具を選んで陳列するのはデザイナーの仕事などと呼べない」そうです。


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omコーポレーションの賃貸物件

omコーポレーションの着目したコンセプトは的をえている感じがしますね。賃貸物件なら比較的若い世代の人に需要があり、その世代ではまだ分譲物件には目を向けません。ですが分譲物件ではないので、インテリアは例えるならば既製品なので自分のイメージを満たしてくれないケースが多いでしょう。ならば入居を検討してくれる人々が必要としているような付加価値を、賃貸物件に用意して集客しようということですね。そして投資家にマンション経営を委託するビジネスモデルも成り立つということですね。
このomコーポレーションのビジネスモデルは、新築マンションの企画を軸としての展開を目指しているのでしょうか?それとも築年数がたってしまって入居者の需要がなくなった古いマンションの再生を主力に考えるのでしょうか?素人考えですが、築年数がたって不動産としての価値が低下してしまった、もしくは入居率の減少が目立つマンションの方が、omコーポレーションのデザイナーズマンションモデルにはピッタリなのではないでしょうか。築年数がたってしまって、新しさだけに価値を感じる人たちには魅力の無いマンションの内装や間取りをデザインしなおすことは、ヤングリッチ層の需要に答えられる手法であると思われます。狭い空間でありながら視覚的に広く感じさせるような、建築家が得意とするスキルによって再びデザインを検討して実現するのですから、コストパフォーマンスを考えると、家賃があがっても価値はあるでしょうね。
広い空間を第一として検討する一般の方とは違い、空間プロデュース+αに価値を感じられるヤングリッチ層をターゲットにしようという戦略なのですから、このomコーポレーションの特徴は、一般的なマンションオーナーには実現できないサービスを提供することなのですね。それはデザインという付加価値なのでしょうか。このomコーポレーションの展開は、なんとなく日本的ビジネスとは違う感じがします、欧米的というか。日本で通用するのかどうかは、まだまだこれからです。
それでもomコーポレーションのホームページを見るとわかるのですが、東京・大阪・名古屋・神戸・札幌・京都など大都市圏での市場調査を徹底しているの成功するかもしれませんね。

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